2018年2月2日金曜日

彫刻の制作過程 知恵の輪 Puzzle ring

彫刻の制作過程
最初は白い大理石の塊
彫刻の制作過程
少しずつ角を落としていく
大理石の彫刻
   球に近い形に
大理石の彫刻
中を彫り進める
大理石の彫刻
だんだんとくり抜けていく
大理石の彫刻
くり抜けた!
大理石の彫刻
くり抜いた部分をさらに彫っていく
大理石の彫刻
かたちが出来上がっていく
大理石の彫刻
知恵の輪 完成 久保極だけの幾何学のかたち
久々に彫刻の制作過程を上げた。3D幾何学のかたちがどうやってできるか、これでわかってもらえると思う。

2018年1月25日木曜日

知恵の輪 Puzzle ring

久保極の大理石の彫刻
知恵の輪 大理石
久保極大理石の彫刻
知恵の輪 大理石 横から見たところ
久保極大理石の彫刻
知恵の輪 大理石 正面
久々の作品のアップである。これは単にサイト製作者がサボっていただけのことである。もちろんこれも一つの石から掘り抜いたもの。3D幾何学の久保極だけの世界である。

さて、ここのところの関東の大雪、写真を色々ググって楽しんだ。ディズニーランドもまるで別世界。みんな色々雪だるまを作ったり、カマクラまで作ったりして楽しそうだ。不思議なことに雪が積もるだけで世界は一転して「非日常」の空間になる。

私たちは非日常を求めて旅をしたり、海へ行ったり、遊園地へ行ったり、映画を見たり、本を読んだりする。でも、意外な形で自然は私たちに非日常をプレゼントしてくれる。

雪が積もると、転んだり、車がスリップしたり、電車が止まったりしていつもと同じ日常を過ごそうとするとろくなことがない。

せっかくだから仕事なんかやめて非日常を楽しめばいいのになと、思ってしまう。これだけ雪が積もるなんて滅多にないことだから。

人生は一度きり。

2017年9月25日月曜日

TOMONOURA de ART 2017

久保極の万成石の彫刻
旋風 万成石
今年も福山鞆の浦でTOMONOURA de ARTが開催されている。
9月24日〜10月15日まで。福山市鞆の浦一円。23の作家の鉄や木や布などの多彩な作品が展示されている。
久保極の作品は去年と同じく静観寺の庭に展示されている。
(開館時間10:00〜17:00休館日なし)

作品の下に万成石の破片を敷きつめたら違った味わいになったと思う。

作品見学ツアーは10月1日(日)福山市渡船場:13:00集合。終了16:00頃。
久保極も参加します。

鞆の浦は昭和の日本がまだ残されているとても素敵なところです。行ってみるだけで癒されます。是非、出かけてみてください。


久保極の万成石の彫刻
静観寺名物のお猫さまが、、、、、







久保極の万成石の彫刻
住職の入れられたおいしいお茶も飲めます

2017年9月12日火曜日

展覧会のお知らせ ふたつ

彫刻家 久保極の仕事場
久保極の仕事場 左上にあるのはスズメバチの巣!
展覧会のお知らせです。


立体・彫刻 OKAYAMAのチャリティー展

2017年9月12日(火)〜24日(日)
10:00〜18:00(19日(火)休業、最終日16:00)
ギャラリー倉敷
 倉敷市中央1丁目8−11
TEL 086-422-5858

 もうひとつは
 TOMONOURA  de  ART 2017
2017年9月24日(日)〜10月15日(日)(最終日は15:00)
会場:福山市鞆の浦・一円
久保極の作品は去年と同じく
静観寺・庭 開館時間:10:00〜17:00(休館日なし) 
に置かれています。

お時間あれば是非!

みごとなスズメバチの巣


 久保極の仕事場の上に作られたスズメバチの巣は最初は駆除の予定だったのですが、蜂達があまりにもみごとな正六角型を作っているのを見て、置いておこうと決めたようです。スズメバチ達がブンブン飛び交う中で作られる3D幾何学の久保極だけの石の彫刻の世界。


でも、コンパスも定規も何も持たなくて正六角型が作れるスズメバチの方が能力では久保極よりも上手のようですね。

2017年8月29日火曜日

2017 Taiwan International Miniature Sculpture Exhibition

久保極の大理石の作品
シンガポールでの展覧会がそのまま台湾へ移動して展示された。久保極は初めて台湾へ行った。お盆の終わり頃で飛行機もそんなに安くはなかったが、ジェットスターでチケットもゲット出来た。

展示風景
真ん中が久保極の作品
台がきちんとありシンガポールの時よりも作品が見やすかったようである。

作家達においしい中華料理がふるまわれた。右端久保極。


おじさんふたりで泊まったクリックホテル。快適だった模様。

おじさんふたり泊まるのに窓なしは不気味なので窓ありの部屋を苦労して探した。

屋台では日本語の説明も。

なんと台湾でサイゼリアみっけ。彫刻家の湯川君が大喜び。




2017年8月5日土曜日

Tree

久保極の大理石の彫刻
Tree 大理石



Treeは大理石の作品。こちらも3D幾何学の久保極だけの世界である。

この前、へんこのおじさんの映画館へ映画を見に行った。
アンジェイ・ワイダ監督の遺作『残像』

スターリンの時代のポーランドの前衛画家のヴワディスワフ・ストゥシュミンスキは生徒から慕われ尊敬されている大学教授でもある。美術館には彼が設計した部屋もある。

その彼は、大学へ来た文化大臣の今の政治に組した芸術への要求に真っ向から反対意見を言う。そのために大学教授の職を追われ、美術家の会員からは名前は削除され、受けた仕事は破壊され、困窮しどうしようもない状況まで追い込まれる。
自分を慕う女子学生は逮捕され、最後に政府の役人にこちら側につけば、また大学の職も与え美術家の会員にも戻すと言われ、
「お前はどちら側か」
と問われる。
ストゥシュミンスキはたった一言
「私側だ」
と答えドアを閉めて出て行くのである。

ストゥシュミンスキは実在の画家。今ではポーランドに彼の名前を取った大学もありそれを思うと実に感慨深い。

映画で問うことはひとつだけ。
自分の魂を取るか、金、名誉そして生命、、、、を取るか。

そして自分の魂を取ればどうなるのか。それでも自分の魂を取るとはどういう意味を持つのか。

長い年月にさらされ、時代が変わり、どんな体制や文化になろうとも最後に浮上して『本物』とされ生き残る芸術作品はすべて自分の『魂』を取ったものだ。それだけは絶対に確かである。

映画館ではわずかな観客しかいなかった。今の時代、この映画を上映したへんこのおじさんに心から敬意を表します。


2017年7月25日火曜日

コスモス

コスモス 大理石
久々の久保極の彫刻作品のUPである。
ただ単にサイト制作者がさぼっているから作品のUPが時々になっているのだが。

コスモスは大理石の彫刻。もちろん、これもひとつの石から彫りぬいたもので3D幾何学の久保極だけの世界である。

さて、長い年月にさらされると、その時は時代の脚光を浴びてもてはやされても、時とともに忘れ去られて行く芸術がある。

絵や彫刻だけでなく、音楽しかり小説しかり映画しかり。
消えて行くものといつまでも燦然と光を放っているものとの違いは一体何かと、時々考える。

それは単に技術や才能だけではないような気がする。

何か創作する時のパワーあるいは『気』というもの。それがどれだけ創作するものに込められるか。

作品に込められたその粒子のようなものが芸術を見たり聞いたり読んだりする人を強く惹き付け離さないような 気がする。

そして真の芸術は人を選ぶ。
それを理解する能力がある人の前で粒子は光り輝きその人をとらえて離さないのだ。

時々思うのだが、美しいものや芸術を理解出来る能力がある人と、そうでない人の人生は総天然色とモノクロの世界ぐらい違いがあると思う。

でも、ずっとモノクロの世界で生きてきた人には総天然色の世界は想像もできない世界なのである。

彼らは人生を半分ぐらいのボリュームで生きている。でも知らないからそれで満足しているのだろうな 。